2005年5月28日
前にも何回か書いたかもしれないが、資料を買うことに凝っている。その必要性に駆られている、という言い方が正しいかもしれない。総合的に考えて、必要な資料にお金を出すことは、くだらないお金の使い方よりもよっぽど”安い”と思ったりする。
昨日の話だが、トタン屋の隣の古本屋に何気なく入ってみると、小さな小さな美術書のコーナーにある本が、僕にとってやけに”濃ゆい”ものばかりだった。古本屋の性質上、必要な本を見つけたら、その場で買うことが要求される。一冊だったら問題なく買うのだが、「これは…」と思うものがいくつもあったから、立ち止まって悩んでしまう。
特に日本画に関する資料が濃かった。お店の人に聞くと、近くに住む日本画家の老人が、画集や資料などをたくさん売りに来るのだそうだ。
まずは最も目に留まった、現代日本画家の大家・加山又造の画集(それも、かなり上質)を衝撃的な安さで購入。いったんお店を出るが、やはりいま買いたい本は他にももっといっぱいあったような気がして、再度お店に入る。
もう一度舐めるように「美術書コーナー」を見回すと、いま僕が最も興味を持っている「文様」に関する資料がずらりと並んでいるではないか。それも、日本・中国をはじめ、ヨーロッパ、それも石器時代から現代装飾に至るまで、あらゆる本が置いてある。これらを数冊、一気に手に持って、自分を止める感情を必死に抑えながら、レジに駆け込んだ。
こうしていま、「ほんとうにこんなに買う必要は、あったのかな?」というほど、世界の文様に関する資料がずらりと本棚に並び、それをちらちら見ながら、これらの本に詰められている雑学に興奮しているのである。
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