2010年8月28日

Liquid Fiction 発売のお知らせ

よっつです。

先日、僕と工房員・アヅマさんであの有名芸能リポーター・梨元勝さんの取材に同行しました。
以下はその時の模様の一部なのですが…。



ご覧の通り、予期せぬ事故のため予定されていた取材は中止されました。
その時、本来であれば取材する予定だった地下アイドルのDVDが、明日、7月21日にリリースされます。








『Liquid Fiction』

出演:菅谷美穂 木嶋のりこ 神出サヤ
    山口森広 高澤靖宏 三好謙人 湯田昌次(劇団ソコソコ)
    勢登健雄(ツィンテル)  梨元勝(特別出演)
    平八郎Funk Z オグラミツヒロ 井上智之(ばいそん) 太田大輔 
    ほか

監督:棚田清
脚本:我妻正清・棚田清・吉村真悟 
助監督:吉村真悟  
編集:小川馨 
制作:関根信裕 
A&R:越智和樹
プロデューサー:中島純(ポニーキャニオン)
製作総指揮:Orz-s

制作:フォノビジョン
製作/発売元:Liquid Fiction製作委員会
販売元:ポニーキャニオン

予告編:




ご購入はこちら:
 Liquid Fiction-ちぇり~★腐ぁ~む- 特別版

 Liquid Fiction-ちぇり~★腐ぁ~む- 通常版



彼女達「ちぇり~★腐ぁ~む」は実在する、いや、実在していたグループであります。
先週メジャーデビューCD「Liquid Fictions」も発売されております。

 Liquid Fictions[CD]

ですが、諸般の事情により、上記DVDの発売を以って解散が決定いたしました。
このDVDはCDの特典映像として、メジャーデビューに到るまでの彼女達の足取り、そして解散の真相が記録されたものです。

四方山話は数え切れない程あるのですが、それはまたの機会に譲るとして、ここでちょっと一発ぶっておこうかと思います。
このDVDに関しては観ない人が損をします。
これ程強気な告知をするのは多分初めてですが、これを観て「つまらない」という印象を持たれても「じゃあセンスが合わないんだね」の一言しかありません。
おそらくレンタル店にはほとんど出回らないと思いますが、騙されたと思って購入してみてください。全力で騙しますので。
最後に念のため、この物語はフィクションです。途中までは。

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2010年8月6日

Squad number eight

文体診断というものが流行っていると聞いて、やってみた。
5000字以内の文章をフォームに入力して診断ボタンを押すと、自分の文体は過去から現在まで数多居る作家や著名人の中で誰に一番近い文体であるかを診断してくれるものらしい。



試しに最近の日記の中から、一番日記ぽい記事を入力してみた結果、こんな感じになった。


(画像クリックで拡大します)

1位:松本幸四郎 … 読んだ事無い、てか何代目を指してるんだ。
2位:小林多喜二 … 頭の中から「プロレタリア! プロレタリア!」という歌が
3位:猪瀬直樹  … こちらも存じ上げませんでした。



では本日のメインイベント。現在個人的に翻訳しているチャック・パラニュークの本の訳文を入力してみた。結果、こんな結果に。


(画像クリックで拡大します)

1位:浅田次郎  … 「鉄道員」の人ですが、元自衛隊員とは知らなかった。
2位:小林多喜二 … いよいよプロレタリア臭が離れなくなってきた。
3位:直木三十五 … 小説家、脚本家、映画監督とマルチな方だったらしいですが、存じ上げず。

ここでチャック・パラニュークと出てくれば、喜び勇めたものを。


最後に、今仕事で書いている企画書の文章を入力してみると、以下の結果になった。


(画像クリックで拡大します)

1位:石原莞爾  … 軍人さん。満州事変の首謀者だそうです。
2位:中曽根康弘 … 第71~73代内閣総理大臣。
3位:麻生太郎  … 第92代内閣総理大臣。



どういう仕組みで診断が行われているかはわからない。だがやはり無意識の内に、目的に合わせて多少なりとも文体を変えている事はわかった。
総合的には、プロレタリア的な立場に居るお堅い人って感じなのだろうか。
好きな作家さんの名前がひとつも出て来なかったのが悔しいところではある。

暇潰しに皆様もどうぞ。

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2010年8月3日

アーバン・レジェンドX

先日の日記の続きとなっております。


よっつです。

今年の4月にリリースされた「『超』都市伝説」の続編、「『超』都市伝説X」が7月30日にリリースされました。



「『超』都市伝説X」
2010.07.30 レンタル開始
詳細はこちら

お陰様で前作は好評のようです。有難うございます。

今回の見所は、やはり神戸のUFO・スカイフィッシュ専門家の方へ行った取材ではないでしょうか。
収録された素材は一見の価値ありです。

そして前作から続き物となっている「樹海の悪霊」、果たして僕ら取材班を待ち受けているものは何なのか…。
と、こちらも皆様の目でお確かめ頂きたいです。

前作同様、街のビデオ屋さんに行けば並んでいると思います。
8月に入って暑さも本格的になってきた今日この頃、是非是非この作品で涼をとってみて下さい。

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2010年7月3日

身の毛のよだつ中間報告

よっつです。
夏といえば怪談。というわけで、チャック・パラニューク著・「Haunted」を、仕事の合間を縫って、大体半分位まで読み進めた。

Haunted (著)Chuck Palahniuk


怪談集だという触れ込みで読み始めたものの、相変わらずそうとは言い切れない、微妙なところを突いて来る。

洋書を読むのは2冊目で、作者も同じではあるが、読みやすい英文と読み難い英文というのはあるのだなあと痛感。というのも、今回の基本設定は「作家のワークショップに集まった17人の男女が互いに奇妙な話を語り合う」というものなのだ。前回悩まされた各種専門用語は、登場人物が多い分濃度が薄まっているものの、それぞれが物語を話す際の口調、あるいは筆致がバラバラで、人物によっては凄く読み難い。
全国100人位の、さらに原書をもう読んでいるとなると65人位に減ってしまうだろうが、その人達にだけわかる書き方をすると、登場人物のひとり、ミス・アメリカ(頭の軽そうなブロンド娘)はかなり手こずった。正直かなり怪しい訳し方しかできていない。
あとはどうしても判断付かなかったのがディナイル署長? 局長? 彼女の職業だ。公務員だという事まではわかるが、結局「county」が何を指すのかがどうしてもわからないでいる。

とまあ、本当に読んでる人しかわからないとは思うが、このまま続ける。自己満足で良い。取りあえず今まで読み切った各話について2言3言、感想を書いてみる。尚、各話タイトルの日本語は僕の付けた勝手な邦題、英語が原題である。後に付けるのは、作中の語り手の名前(これも勝手訳)とする。



●「はらわた(Guts)」聖ガットフリー
独創的なオナニーを追及した3人の少年の3様の顛末。
やはり前評判の高さ通り、頭ひとつ抜きん出ている印象。あちらの朗読会では失神者が続出したというこの話、本当に当時社会現象になったらしく、英語版ウィキペディアにはこの話単体で特記項目になっている程。調子に乗ったニューヨークの学校教師が生徒に読ませて停職処分を受けたとか、当初この短篇と別の作品を一緒にして出版する計画だったものが、その別の作品がさらに「問題作」という理由で出版社からNGを喰らったとか、そんな話が書かれている(そっちも気になる!)
並の人よりもホラーに慣れていると思しき僕が、話の中に登場する「ある食べ物」について、しばらく食べるのを想像しただけで気分が悪くなった。
※この話だけは、タイトル・人物名共に「ミステリマガジン 2005年6月号」に掲載された柳下毅一郎訳版を引用させて頂きました。


●「足捌き(Foot Work)」マザー・ネイチャー
風水、アロマテラピー、そしてリフレクソロジー。こういったニューエイジな文化の禁じ手を使った裏稼業のお話。
必殺仕事人みたいな感じ。知り合いのエステティシャンに是非真偽の程を確かめてみたい。


●「楽屋にて(Green Room)」ミス・アメリカ
TVショッピングの商品説明で各地を渡り歩く人々の織り成す、滑稽な恋の話。前述の通り読み辛く、正直把握できてない気がする。


●「スラム街遊山(Slumming)」レディ・バッグレディ
暇を持て余した金持ち達の悪趣味な遊び、それはホームレス体験。
実際、「slumming」という単語がある位だから、行為としてはよくある話なんだろうか。


●「最期の言葉(Swan Song)」スランダー伯爵
ひょんなきっかけでかつての有名子役と出会ったジャーナリストが、そのインタビュー記事を新聞社に売り込もうとした末に…。
話として目新しさがあるわけではないが、切なくてたまらなくなった。今のところ「はらわた」に次ぐ印象。


●「犬年齢(Dog Years)」ウィッティア氏
ある老人ホームに入所している、見た目に相応しくない若々しさを保ったひとりの老人の秘密とは。
予想できない展開で、非常に面白かった。この作品のヴィランと目される、ワークショップの主催者・ウィッティア氏のふてぶてしさと共に痛快な1話。「奇妙な話」分野の中では「はらわた」と双璧をなしている。


●「野心の的(Ambition)」ヴァンダル公爵
芸術家として名を成すために行ったいたずらで、とある美術評論家に目を付けられた画家が、さらなる躍進のため評論家の言うがままに一線を超えて…。
前作「Diary」にも繋がるお話も入っていて、また美術業界の端っこの方をかすめている感じの僕としても「ありそう」とわくわくする話だった。読後感は「グリーンマイル」っぽい。


●「編集作業(Post-Production)」クラーク夫人
生活に困窮したある夫婦が、一攫千金を夢見て2人でポルノビデオを撮影しようと目論むが…。
「主観と客観のギャップは大抵の人を死に至らしめる」という言葉は、凄く共感する。


●「エクソダス(Exodus)」ディナイル局長
児童虐待の被害者達の事情聴取に使われる精巧な人形と、それを購入した独り身の総務の女性にまつわるお話。
用いられる要素はろくでもないものばかりなのに、どうしてこう、感動的なお話になるかなあ、と唸ってしまった。勿論良い意味で。ラストなんて、アメリカン・ニューシネマの臭いがするもの。


●「パンチドランカー(Punch Drunk)」ゴッドレス牧師
豪華な旅客機の中で目を覚ます男、だが酷く殴られたらしく、状況が飲み込めない。果たして彼はどうしてここに、そして飛行機はどこへ向かっているのか…。
これもまた切なさに胸が締め付けられるお話。ラストでフィルムが尽きる時のハレーションが見える位ぐっと来たが、「サバイバー」以上に映像化が無理だと思う。クリティカル過ぎて。


●「儀式(Ritual)」マッチメイカー
小さな頃から家族の間で通じていた、意味も無く笑える言葉の、おぞましい由来とは。
ある有名な都市伝説in世界大戦という感じ。子供の頃から触れていて何も疑問に思わなかった事柄の意外な事情、というネタは結構好きだ。


※因みに語り手達の名前はオフ会で使われるハンドルネームみたいなもので、実際に伯爵だったりするわけではない。「スーパーヒーローとは真逆の、過去の罪に因んだ名前」で、各話の前には人物紹介を兼ねた詩が披露される。



冒頭、エドガー・アラン・ポーの「赤死病の仮面」より抜粋されたこんな一文が載っている。



「そこには非常に美しく、でたらめで、奇妙な、怖ろしい、少なくとも嫌悪感をかき立てるものがあった」
(糞訳)


おそらくこれが今作を象徴するニュアンスなのであろうが、今のところ、これをパラニュークがやるとさらに「滑稽さと切なさ」が加わるのだなあという印象だ。

また、並行してワークショップの模様も描かれるのだが、勿論単なるワークショップであるはずがなく、また参加者達の野心も絡み合った挙句、普通じゃない状況に叩き込まれている。その先行きも気になるところだ。

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2010年6月14日

笑ってごらん

ご無沙汰してます。よっつです。

現在お仕事でピコピコピーなので、友達から最近教えてもらった動画で「生きてるぞー」の信号を送っておこうかと思い、筆を執りました。



実は今やってる仕事と極々薄く関連性はあったりしますが…。
取りあえず3人目のおじいちゃんが最高です。
情報提供してくれたH君、多謝!

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2010年4月20日

日記:但し洋書の方、読了

そしてよっつは言う(またも洋書風に)。

ちょっと前の話だが、チャック・パラニューク「Diary」読了。
(前回の日記はこちら
以下感想だが、全国100人位のパラニュークファンはネタバレ注意。


diary2 Diary:A Novel (著)Chuck Palahniuk



今回のテーマは、僕が思うに「奇跡の再生産」であった。
この「奇跡」は例によって色々なものが当てはまるし、良い意味にも悪い意味にも取れる。

美術解剖学を筆頭に作中で登場する、筆跡学、メソッド演技、カメラオブスクラ、建築様式のリバイバル、絵の具の製法、古代宗教でもジャイナ仏教でもキリスト教でも繰り返された、全く同じ肉とワインの奇跡。
これら全ては、たった1度の偶然を何度でも繰り返せるよう編み出されたものという共通項で結ばれている。作中では「奇跡を生み出す製造ライン」と呼ばれたりもする。

主人公・ミスティの身にふりかかる奇跡は、妊娠・結婚を機に夫に連れて来られた島で3世代毎に計画的に生み出され、島の財政難を救う「悲運の女流画家」に仕立て上げられる事であった。ミスティはこの製造ライン、すなわち奇跡を破壊するために孤軍奮闘するが、先代、先々代の自分と同じ様な「悲運の女流画家」の残した日記に書かれた内容に酷似した行動パターンのミスティは、日記を読んでいる義母や島の住民達にことごとく行動を先読みされ、それまでの女流画家達の人生をなぞる形で術中にはまっていってしまう。

「人が皆忘れ去ってくれる限り、同じ奇跡は何度でも繰り返せる」
そううそぶく島の住民に対してミスティは最終的に、自分が書いた日記(≒先代までの女流画家達の日記)を出版し、島の伝統を世界に公開する事で次の「女流画家」候補達に警告する、という手段をとる。
それが今読んでいるこの本なのだ、という事を匂わせる、なかなか捻った結末だった。


一先ず、「島の伝統」というひとつの奇跡に対抗する別の奇跡として印刷技術を持ってきたのは、「日記」のタイトルに相応しいラストであった。

前作「ララバイ」では主人公を中心に親と子世代に分かれた4人の擬似家族が強大な魔術を巡って争う物語だった。それは魔術という「力」を奪った子世代と、それまでその力を握っていた親世代の価値観が決して一致しないところで、力の使い方について争っている構図が肝要だったのだが、別の見方をすれば互いに魔術という共通項はあった。比べて今作では前述の通りまた一歩進んだ形になっている。
魔術には別の魔術で。奇跡には別の奇跡で対抗する。
つまりよく言えば対等に立ち向かえる具体策を見つけられたのであり、悪く言えば断絶が完全なものになったと言える。

作中には勿論、人間の原始的な奇跡である「出産・親子関係」も登場するが、それで言えばミスティの娘は祖母(=ミスティの義母)から島の伝統を教え込まれているため、母親の事を島の生贄という側面でも捉えてしまい、価値観の共有が難しく、後味の苦い結末を迎える事になる。
だが、「島の伝統を広める」という徹底的な断絶(すなわち娘以降の世代はその伝統に則った生活が困難になる)を施した後で、ミスティはおそらくそれに対抗し得る方法を娘が見出す事を願っている。人生を切り拓き、自立する事を願っている。逆に言えば娘の自立を促すために断絶に踏み切っている。

それはやはり最低限の繋がりが残されているからで、完璧に奇跡を断ち切る事は不可能だという裏返しでもある。実際、この後娘は母のとった措置を上回る方法で島の伝統を遵守するかも知れないのだから。
だが、義母達も少なからず島の伝統に抗った痕跡はある。本当ならば(代々の日記に従えば)夫は昏睡状態ではなく死ななければならなかったのであり、娘も死ななければならなかったが、死を装わせるに留めていたからだ。
誰もが自分達がいつの間にか身につけた慣習や価値観に縛られ、それは昏睡状態と変わらないかも知れないが、目を覚まそうと努力していないわけではない。

そんな人間賛歌的な読後感を味わえる作品だった。
如何せん「ララバイ」の傑作度合いが凄まじいため、同じ様に傑作とは言えないが、佳作には違いない。
次作(これまた日本未出版)の短編集「Haunted」も、落ち着いたら購入予定。
パラニュークは「Diary」前後のインタビューで「ホラー作家になります」という発言をしていたのだが、「Haunted」はその言葉通り、怪談集らしいので期待大。

※因みに「Haunted」は向こうではテレビシリーズ化予定だとか。こちらも期待。

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2010年4月6日

アーバン・レジェンド

よっつです。

僕は怖い話が小さい頃から大好きでした。ただ好き過ぎたためか、もう今ではちょっとやそっとの幽霊話は飽き飽きで、最近はもっぱらこの「都市伝説」というカテゴリに入る話を暇があればむさぼっているわけです。

そんな人柄が買われてか、実は去年の夏、都市伝説を追うドキュメンタリー作品に助監督として参加していました。
この度ようやくリリースされる運びとなり、情報も解禁されたのでご報告致します。



【第1弾】
「『超』都市伝説」
2010.04.23 レンタル開始
詳細はこちら

【第2弾】
「『超』都市伝説X」
2010.07.30 レンタル開始

【監督】
市瀬祐士



街のレンタルビデオ屋さんに並ぶと思いますので、お手に取って頂ければ幸いです。
ドキュメンタリーの助監督だったので、たまに撮影中のボロボロな姿が映っていますが気にしないで下さい。
あと、ダメ工房をいつもご覧頂いている方は、観て頂けると非常に面白い現象に遭遇できるかと思います。お楽しみに。

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2010年3月1日

冥途

「萌え」という単語がどれ位前に生まれたかは知らないが、少なくとも10年前にはもうあったと記憶しているよっつです。おはようございます。
では老舗と言われるメイド喫茶もオープンから6年、というのが意外に最近に感じるのは僕だけだろうか? ブームは過ぎ去って落ち着いていると思っていたから驚いた。

つい最近、メイド喫茶を数軒はしごした。僕の事を知っている人は、いかに僕がメイド喫茶に似合わぬ男かわかってもらえていると思うが、勿論初体験だ。ロケハンで行ったのだが、そういう機会が無ければこの先も入る事は無かっただろう。
以下、それぞれのお店の印象を備忘録として。


●1軒目 ミア・カフェ
多分、元は普通の喫茶店であったところを居抜きでそのまま使っている感じで、ウェイトレスがメイドである事以外は普通の雰囲気。
実地見聞という事で、オムライスを注文してケチャップをかけてもらう。
何を書いてもらえるかはリクエストに応じる、との事だったので、「マヨネーズ」と書いてもらった。
同席した監督曰く「あり得ない」リクエストだったらしい。逆に普通は何と書いてもらうのかが気になる。
この後もう2軒回ったが、女の子のレベルは一番高かった。

●2軒目 ぴなふぉあ2号店
苦笑してしまう体育会的なノリという意味で、雰囲気的に牛角っぽい。だがその分一般的に「入門編」として適した店であるように感じる。個人的にはクラスの面白くない人気者が仕切っている学園祭の出店のような感じのため、居心地はそんなに良くなかった。
注文したメニューに、メイドさんと一緒に呪文を唱えるシステムがあり、「声が出てなかったらやり直し」というのも辛い人には辛いだろう。だが、試しに明らかな不快感を顔に出していたら、その呪文をいくらか簡単にしてくれるというところも現実的。
ドラマの「電車男」のロケ地に使われたというのも納得。つまりあくまでライトな感じで、色々と都合が良さそう。
因みに唱えた呪文は、
「おいしくな~れ(手でハートを作って)、萌え萌え、イケメンビーム」
(男装メイドさんによるもの)
「(メイドさんが早口言葉を言った後、皆で)おいしくな~れ」
(サークルの部長みたいなメイドさんがハードルを下げてくれた呪文)

●3軒目 ディア・ステージ
3階建てで、1階には特設ライブステージがあり、メイドさんや地下アイドルのライブが定期的に行われているため、「オタ芸」鑑賞目的で訪問。
待ち時間の間に時間を潰そうと思ったものの、2階のメイド喫茶は満席で、3階のメイドバーに行く。
とは言ってもメイド服を着た女の子はひとりも居らず、「2ショットチェキ」等の独自メニュー以外は普通のバーと大差無い印象。
ライブで初めて観たオタ芸は、意外にもオイパンクの延長線上のような感じで、アイドルライブっぽい点は皆が振り付けを覚えているところくらい。あとは精神的にも物理的にも距離が近いせいか、カラオケボックスで飛び交う合いの手みたいなコール&レスポンスが行われていた。

●総括
メイドさんのサービスを自然体で受け入れている客はひとりも居なかった。皆どこか照れ臭そうで、逆に目が座って役柄に没入しているメイドさん(特に1軒目)の方が個人的には好印象。
余談だが、メイドさんの個人ブログにはたまに真の狂気が潜んでるようなブログがあって動悸が激しくなる。
最近見付けた、かの名高きリトル・ペブル同宿会信徒さんのブログに通じるヤバさを感じる事がある。


メイド喫茶そのものの印象は、可愛いメイドさんが居れば眼福なんだとは思うが、何より喫茶店で何かにつけて話し、話しかけられるのはうざったくてしょうがない。
アメリカのダイナーみたいなものだと思えば良いのかも知れないが、それだとメニューが高過ぎる。
結局キャバクラみたいなもの、という印象に留まり、自発的にはこの先も行く事は無いだろうと感じた。


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2010年2月17日

跳躍7次元

よっつです、こんばんは。


●被写体の輪郭のエッジがぎざぎざにならないよう、鏡に映して撮影する。
●ブラックミスト等、各種フィルターを使って光を散らす。
●カメラの前にガラスを1枚用意し、ピントを合わせたいもの以外が映り込む範囲にワセリンを塗って劇的なフォーカスを生み出す。
●暗部を引き締めるために銀粉を塗した黒いスクリーンに撮影素材を投射したものをさらに撮影する。


以上はデジタルビデオで如何にフィルム撮影的な画を得るか、という目的で、金の無い学生時代に見知ったひと工夫の数々だが、慎ましい努力を無にするどえらい奴が現れてしまった。


Canon EOS 7D



このデジタル一眼レフカメラにはおまけ機能でHDで動画の撮れる機能が付いているのだが…。
噂には聞いていたがとんでもない代物だ。
おまけの域を超えている。
最近のお仕事でよく触らせてもらっているので、先日行ったカメテスの画像を載せてみますが…。



どうですかこの後ろのボケ具合。怖ろしい事に被写体のづけしからの距離は2mも離れてないのです。









因みにこの画像は興奮の余り加工した画像で、特に意味はありません。

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2010年2月2日

ゆきゆきて

どうも、よっつです。 

最近は割と大きな仕事でばたばたしているのだが、1日が運良くスポッと空いたので、ピーター・ジャクソンの新作「ラブリー・ボーン」を見に行った。
なので順当に行けば映画の感想日記になるはずだが、今日は多分そうならない。

本当は吉祥寺にでも観に行きたかったのだが、雨のせいで渋々新宿へ観に行った。指定席の映画館はあまり好きじゃないのだが、映画の日だから仕方無いか、と自分を納得させた。

映画はペンギンの人形が入ったスノードームにまつわるエピソードから始まり、以後キーアイテムのひとつとして使われていた。
ピーター・ジャクソンらしい幼女殺人鬼の執拗な描写に感心しながら、殺された主人公が死後しばらく、現世と天国の狭間で思い通りの世界で遊んでいるシーンは「俺の作りたかった春のシオンはこういう感じなんだよ!」と悔しい思いをする。
ピーター・ジャクソンはスプラッター界の神であるが、イコールそれはファンタジーの鬼であるという事が、一連のシーンを観れば納得いくはずだ。
ストーリーの進行は、多分この作品は主人公と同じ14歳の少女向けなため仕方無いとはいえ、幼女殺人鬼の最期が天罰チックなのが腑に落ちなかったが、デレクばりの崖からのダイブを決めるので良しとしよう。

そんなこんなで劇場から出ると、雨は雪に変わっていた。




南国生まれだからか僕は雪を見ると無条件に嬉しい人間で、意味も無く新宿近辺をぶらつく事にした。
「タイムズスクエア辺りえらい事になってる気がする」
根拠も無くそう思い、自分はスノードームの中で満たされた生活を送っているペンギンなのだと思いながら街を歩く。

雪はしっかりした結晶になったり、シャーベットみたいになったりしながら降り続く。極小サイズのレフ板になって新宿の明かりを空気に跳ね返し、いつもはやかましいネオンや看板をやわらかい霞に隠す。

新宿駅南口に着くと、案の定タイムズスクエアの遠近感は雪に狂わされれていて、工事現場の向こう側に本物のタイムズスクエアがあるみたいになっている。時計は青白い、朧ろ気な光で、現在時刻はよくわからない。



家に帰ると、近くの駐車場にはもふもふと雪が積もっていて、写真を撮った後踏んで回った。



そういうわけで、もう良い歳なのににやつきながら夜の街をほっつき回っているうちに、映画の事は頭から飛んで行きました。



「岬には岬の掟雪積もる」―。
(どんな町や村にもある種の掟のようなものがあり、人々は普段それに従って生活しているが、ある日雪が全てを白く塗り潰して、どんな掟も消え去ってしまった)

これは祖父が読んだ句の一首で大好きなもののひとつだが、雪に過剰な魔力を感じるのは血のせいか、土地柄なのか。
多分東北の人とかは定例行事どころか逆に災害として受け止めるだろうからまた違うと思うけど。しかしご当地の災害で言うと台風ですら、死者を尻目にちょっとはしゃいでしまう事は否定できないからやっぱり血なのかねえ。

そんな事を考えながら、明日には欠片も残ってないであろう雪を踏み付け、キシキシと悲鳴を上げさせていた。

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