2005年5月31日

2005年5月31日

今日は良くなかった。精神的に乱れていた。

まず早朝に起きるも雨がざあざあと降っている。この時点で、ちょっとへこんだ。天気予報を見ると、昼過ぎに晴れるとある。昼過ぎとは何時くらいだろう?シャッター画は15時くらいには切り上げるので、とっても微妙なところだ。

そこでトタン屋の店長に電話する。やっぱり、天気、微妙ですよねえ、てなお話になって、今日の制作を断念する。このとき、「一時間でも、30分でも、作業をしたいのです」と僕が言えば良かった。そのへん、少し消極的になってしまったのである。

そして、11時くらいには恨めしいくらいに日光が差し始めた。判断を間違えたなあ、と思った。

そんな自己嫌悪感を抱えながら、今日は精神的に落ち着かなかった。何をやっても、しっくり来ない。絵皿の掃除や、下絵のこととか、いろいろやるんだけれど、どうも集中できない。かといって、横になってみても「それは違うだろう」と誰かが言ってくる気がする。

本当は、人に会えばよかったのだ。しかしだねえ、そんな乱れた状態で人と会うというのもねえ。

ていう具合で、にっちもさっちもいかなくなった。

明日は晴れるだろうと思うから、昨日、おとといの遅れを取り戻さないと。

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2005年5月30日

2005年5月30日

今日は雨だった。したがって、シャッター画はお休みだった。お休みになったらなったで、やることは山積みな訳で、それなりに忙しく一日を過ごした。

夜、働いている大日本生ゲノムのお仕事で、「チーム☆アメリカ/ワールドポリス」のマスコミ試写会を見に行くことになった。

「サウスパーク」に大いに感動した僕は、この作品をとにかく真っ先に見られることに、至上の喜びを感じた。詳細な感想は「ダメ工房映画感想文」のコーナーにいずれ書くとして、大まかに思った感想を並べてみる。

まず、とにかくバカな映画である。バカ過ぎる。僕にとっては、これはドリフ的なバカさである。ドリフは、見る前からオチが分かる。でもそれがおもしろい。この映画も同じだ。笑いの取り方が決まりきっている。とにかくタブーや、放送禁止用語に持っていけば良いとなる。でもそうなることがあらかじめ分かっているからこそ、”真面目な伏線”自体も、可笑しくて仕方が無くなる。もちろん、911ネタなど、定型の笑いも取り入れているから、間口はかなり広いと思うが。

次に、彼らが映画のなかで「な~んにも、主張していない」ことのすごさに驚く。あれだけアメリカ・北朝鮮・イスラム過激派・ハリウッド俳優・マイケルムーアまでネタに持ち出しておいて、「ただの冷やかし」ということで突き通している。これは相当なバランス感覚と、現状認識が必要だろうと思う。彼らは正直なのだ。筋を通すために何かを批判したり、冷やかしたりはしない。ただ単純に、おかしいと思ったことを、おかしいと笑い飛ばす。それは、なかなかできることじゃないな、と思う。

次に、このバカバカしさを支えているのが、アニメーションの異常なクオリティの高さだ。サンダーバードにインスパイアされた人形劇…と聞けば、もうサンダーバードしか思い浮かばない。しかしこの作品のクオリティは、そんな想像を軽く凌駕してしまう。こんなスゴイ人形劇、見たことが無い。時間も、お金も、人手も、相当かかったに違いない。金正日主催の平和記念式典では、オープニングに延々と北朝鮮歌謡曲が披露される。それがリアルなのだ。僕は北朝鮮歌謡曲をよく聞いているから、それがとても調べられた結果だということが分かる。そうした努力の蓄積が、馬鹿馬鹿しさをさらに助長させる。

最後に、コレを見ている人はいつだって、自分が今後、冷やかしの対象になりうることを覚悟しなければならないと思う。彼らの感覚はとても敏感で、自分で自分のことを気づく前に、彼らは何か物を言うかもしれない。そういう意味では、ナンシー関に近いのかもしれない。そこで冷やかしの対象になったとしても、それに怒ってはスマートじゃない。つまり、マイケルムーアだって、この作品を見て怒ったとしたら、それはとてもかっこ悪く映るであろうということである。

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2005年5月29日

2005年5月29日

トタン屋で作業をする。たくさん手伝いに来てくれる。本当にありがたいと思う。

あとで「シャッター画」のコンテンツでも書くが、夕方からトタン屋で飲んだ。真昼間から、屋外の席で、ラジカセから流れるRCサクセションを聞きながら、飲んだ。日曜日の昼間を満喫しやがる親子連れが、不振そうな目で僕らを見やがる。

ふん、豊かさの指標って、もっといろいろあるだろう?オイラは確かにニート寄りなフリーターだし、世間的にはくずなのかもしれないけれど、いま飲んでるホッピーがとってもおいしいんだ。そこんとこ、分かってくれよ。

そんなことを考えながら、最後は結局、名物のマス大山を飲んで帰った。

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2005年5月28日

2005年5月28日

前にも何回か書いたかもしれないが、資料を買うことに凝っている。その必要性に駆られている、という言い方が正しいかもしれない。総合的に考えて、必要な資料にお金を出すことは、くだらないお金の使い方よりもよっぽど”安い”と思ったりする。

昨日の話だが、トタン屋の隣の古本屋に何気なく入ってみると、小さな小さな美術書のコーナーにある本が、僕にとってやけに”濃ゆい”ものばかりだった。古本屋の性質上、必要な本を見つけたら、その場で買うことが要求される。一冊だったら問題なく買うのだが、「これは…」と思うものがいくつもあったから、立ち止まって悩んでしまう。

特に日本画に関する資料が濃かった。お店の人に聞くと、近くに住む日本画家の老人が、画集や資料などをたくさん売りに来るのだそうだ。

まずは最も目に留まった、現代日本画家の大家・加山又造の画集(それも、かなり上質)を衝撃的な安さで購入。いったんお店を出るが、やはりいま買いたい本は他にももっといっぱいあったような気がして、再度お店に入る。

もう一度舐めるように「美術書コーナー」を見回すと、いま僕が最も興味を持っている「文様」に関する資料がずらりと並んでいるではないか。それも、日本・中国をはじめ、ヨーロッパ、それも石器時代から現代装飾に至るまで、あらゆる本が置いてある。これらを数冊、一気に手に持って、自分を止める感情を必死に抑えながら、レジに駆け込んだ。

こうしていま、「ほんとうにこんなに買う必要は、あったのかな?」というほど、世界の文様に関する資料がずらりと本棚に並び、それをちらちら見ながら、これらの本に詰められている雑学に興奮しているのである。

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2005年5月27日

2005年5月27日

毎日シャッター画を描いているのだけれど、なんだか楽しい。描いている間、声を掛けてくれる人が居たり、「一緒に仕事をしないか?」という人が現れたり、女子高生が「きゃあ、すごい」と言ってくれたり、隣の古本屋のおじさんが一時間おきくらいにじろじろ見てきたり。

そもそも、絵を描くという、その単純な行為自体がなにか楽しい。それは、この前経堂の大田尻家さんの運動会に参加したときのように楽しい。転がったボールを拾いに走りに行くのと、鉛筆を削って脚立に上って線を引くのと、僕の中では同じである。

もちろんまだまだ「完成する!」という確証が持てない。きっと完成するまでもてないだろう。けれど、いろんな人が手伝いに来てくれたり、トタン屋の方々が良くしてくれたり、ごった煮なコミュニケーションそれ自体が、なんとなく僕を前向きにさせる。

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2005年5月25日

2005年5月25日

日中会談の突然キャンセルは、興味深い出来事だった。空気読めない大臣もアレだけど、突然帰る中国の副首相もよく分からない。

ところで、そんなタイミングで韓国の金大中さんが来日しましたね。やはり靖国参拝、歴史教科書問題の批判は忘れていなかったようで。

で、教科書問題については、金さんは「もっと日本の悪事を教えろや」と言っていた。僕の個人的な印象では、日本の歴史教科書はけっこうそれなりに日本の悪事について教えていると思うのだが、どうだろうか。

僕が思っただけで他の人に確認したわけではないのだが、たいていの人は、小、中の歴史の授業を終えたときには、「日本は戦争でいっぱい被害も受けたし、いっぱい他の国に被害を与えたし、戦争なんて不幸しか生み出さない。やっぱ平和が一番。日本国憲法万歳!」てな印象を受けたのだと思う。そんな構成になっている気がする。

確かに教科書の内容では、韓国の求めるような「深い知識」にまでは至っていないのかもしれないけれど。高校のときにプサン高校の生徒と歴史問題についてディスカッションしたけど、やはり知識の差は歴然としていたし。ただ、僕が思うのは、歴史教科書で教えていないのは、むしろ靖国神社とは何か、日の丸・君が代とは何か、といったことなのではないかということだ。A級戦犯を祀るのがどうのなんてことは、少なくとも僕は歴史で習った覚えは無い。君が代の「君」が天皇かどうかなんて、先生は言及しなかった。とにかく日本はいっぱい侵略をして、いっぱい被害も受けて、戦時中のエライ人はだいたい処刑された、ということしか知らない。

だから金さんが「もっと悪事を教えろや」と言っても、(被害国としては確かにもっと掲載してほしいのだろうが)ピンと来ないのである。むしろ「自虐的」だとまで言われているわけなのに。「新しい歴史教科書」もほとんどまったくといって良いほど採用されていないし。教科書問題について、なぜくどくどと釘を刺さないといけないのか、よく分からないというのが正直なところである。そういう釘の刺し方が、韓国の最も嫌う「日本の強硬右派勢力」を無意味に刺激しているのでは?とか思ってしまう。謝罪とか補償の要求だったら、分かるんだけれど。

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2005年5月24日

2005年5月24日

ええと、いろいろ大変な数日でした。
まず、お葬式がありました。それで、急遽秋田に向かうことになったわけだが、その前に日記を更新…と思いきやCGIがぶっ壊れるという惨事が発生する。しかし修復する時間も無く秋田へ出発…。

葬儀は、秋田と関東ではまるで風習が違うのだなあと実感することが多々あった。違いを一言で言えば、秋田の葬式は長くて丁寧である。そのぶん、死者との関わりという点では深いものがあると感じた。特に、お骨を直接骨壷から手づかみして納骨をするという儀式は、その最たるものだった。

いろいろ書くことがあるはずだが、気づけば大変な疲労感で、頭もまるで働かない。本日朝3時起き、車を出発させ、そのまま昼過ぎに経堂で降ろしてもらい、ゲノムのお仕事。ところがもう頭が働かない。疲労は今日だけのものではなく、蓄積されたものだと思った。

家に帰り、日記を急いで修復。もはやいかんともしがたい状態だったので、プログラムを全部総とっかえしました。それで、コメントが消えてしまいました。消えてしまったのはよっつとコゾウさんの分でしたが、ちゃんと読みました。ほんとすみません。フリーCGIはこういうところに弱点がある。しかし、いつかレンタルしていたi-gateという日記サービスが突然サービス終了になり、データが全て消えてしまったことを考えると、レンタルはもっと危険だ。

あと、シャッター画も、ダメ工房の更新も、ほかにもここには書けないもろもろが、すべて滞ってしまって、自分の中のスケジュールが総崩れで、若干混乱している。これから軌道修正をしなければならない。まずは明日、シャッター画からであるが、天気予報はさっそく雨を告げている。さて、どうしたものか…。

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2005年5月19日

2005年5月19日

話題のピアノマンだが、どうやら映画化という話にまでなっているらしい。確かに彼にまつわる話はミステリアスで、興味をそそられる。

ピアノマンはイギリスの海岸を大雨の中さまよっているところを、警察に保護されたらしい。着ている服のラベルはすべて切り取られ、おびえきった様子で、なにも口を開かない。強いショックを与えられた可能性があり、精神がたいへん不安定な状態である。そこで、彼に絵を描かせてみた。すると、ピアノの絵を描いたというのである。それで警察は彼をピアノのある礼拝堂に連れて行くと、「白鳥の湖」をプロ並みの技術で演奏したというのだ。

本当の話なのだろうが、できすぎていないか。いい加減、僕らも、この事件について神秘性を感じることに疑問を抱いたほうがいいのではないか。彼の神秘性は、僕らの抱いているこれまでの価値観によって、築き上げられているのだということに気づいたほうが良いと思う。

たとえば、公開されている彼の写真は、ジャケットを着て、ちょっと影のある表情で、わりとイケメンである。これがもういけない。これでは、全国の婦女が「きゃあ、まるで、映画みたい!」などと思ってしまう。

では彼がデブだったらどうか。デブで、ふんどし姿で、サザエさんの髪型でさまよっていたらどうか。その後彼のふんどしのラベルが切り取られていようが、どうだっていいということになる。黙秘していたって、「デブが黙秘してるんじゃねえよ」といういわれの無い差別を受けるだろう。「白鳥の湖」を弾いたって誰も聞きやしない。そもそも、警察は彼を保護なんかしないだろう。

あるいは、百歩ゆずって、彼がイケメンでジャケットを着て影のある表情をしていてもいい。そこで、礼拝堂に連れて行ったら、南京玉すだれを始めたとしたらどうか。ケツに大根を詰めて、「ぬおぉ」と言いながら両足を天に突き出したらどうか。

おそらくすぐに礼拝堂を追い出され「神を汚すな!」と叫ばれるだろうし、今後特にワイドショーによって取り上げられることもないだろう。

彼の神秘性など、このように、もろいものなのである。たぶん、裏にはなにもない。途中から、誰かが彼のすごさについてでっち上げてしまった可能性だってあると思う。そんなくだらない神秘性などを捨てて、たとえば日常の、ごく周りに居る人を見回して、ふと僕のような男を見つけてほしいと思うのである。

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2005年5月15日

2005年5月15日

今日は、一日中絵を描いてました。今日である程度まで仕上げなければ、と自分の中で相当追い込んでいたので、完全に部屋を密封して、エンドレスで奥田民生やEELSなどを流しながら、時間も忘れて描きまくる。

途中、昼ごはんを食べていると、浦和レッズVS横浜Fマリノスの試合をうっかり見てしまうが、自分の理性がサッカー見たい欲求に打ち勝ち、前半終了とともに部屋に引き上げる。

しかし、細かいところにやけに時間をかけてしまったりして、今日は終わらなかった…。しかし、90%は終り、もう下絵の完成は見えている。そこで、現状をデジカメで撮影して、トタン屋の店長にメールして、様子を伺うことにする。明日は仕事なので、もう寝ることにする。今日は異常に疲れた。ひとりで作業してこんなに疲れるとは思わなかった。

ちなみに、たぶん来週から、「ごろうシャッター画を描くの巻」という企画が始まります。無謀なシャッター制作の模様を、リアルタイムで掲載し、「本当に完成するの?」というハラハラ感を体感していただく企画になります。同時に、お手伝いさんを大募集しています。といっても、実際の募集はまた後日発表すると思いますが。

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2005年5月14日

2005年5月14日

ざっと書いてしまうと、朝と昼の中間くらいの時間に起きて、夕方までトタン屋の絵に集中する。ほんとうに、色使いが下手で困る。いま受験時代に戻っても、色彩構成はひどいままだろうと思う。

しかし僕流に編み出した、色使いの下手さをごまかす技法を多用することによって、なんとかその場をしのいでいる。

絵を描いていると、休憩と言うのはどれくらい入れるべきかを考える。今働いているゲノムの須田さんによれば、ちゃんと休まないと進むものも進まない、みたいなことを言う。しかし、僕の場合はなかなか怠惰なので、ひとたびタバコ休憩などしようものなら、ずるずると1時間半くらい休んでしまい、しまいには昼寝してしまう可能性がある。それで、なかなか休憩が怖いのである。

それで、夕方から経堂で、ゲノムで制作しているテレビ番組の収録のお手伝い。インタビューされる人を紹介した関係で行くが、僕は経堂系ドットコムの更新作業などをする。

それから、自分の紹介した友人らと、お好み焼きやさんに行って、軽く飲食する。意外に真面目な話をする。たとえば、今後の身の振り方、社会人を通過することの重要性、云々の話。

須田さんからボトルをもらったりして、ひとり1300円という破格金額を支払って帰る。帰ってから、また絵を描く。

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